やすらぎの歌6集

27.「君が生まれる前から」

1.

君が生まれる前から 君を知ってた

母の胎の中で君が形づくられる前から

あの日流した涙の訳も知ってる

孤独を感じていたときも

わたしはそばにいた

君が輝き続けるように 

わたしの翼の影に隠して

君が悩むときは 苦しむときは 

君のとりでとなろう

2.

たとえだれかが何かを君に言おうとも

君はありのままの君で値打ちは少しも

変わらない

君は高価で尊いわたしの宝

どんな暗闇の中でも輝き続ける

君の髪が白くなっても 

わたしが君を背負い歩こう

君の手をにぎり歩き続ける 

君のいのちの限り